
AZ900ってどんな試験?
「AZ-900ってよく聞くけど、結局どんな試験なの?」
そんな疑問を持っている人も多いと思います。
AZ-900(Microsoft Azure Fundamentals)は、
Microsoft Azure の基礎知識を問う入門レベルの資格試験です。
プログラミング経験や高度なインフラ知識は不要で、
「Azureとは何か」「クラウドとは何か」を理解しているかが問われます。
この記事では、
- AZ-900の位置づけ
- 出題範囲の全体像
- 初心者が押さえるべき勉強ポイント
を、できるだけ噛み砕いて解説します。
AZ-900はどんな人向けの資格?
AZ-900は、次のような人を想定した試験です。
- Azureをこれから学び始める人
- IT業界に入ったばかりの新人
- クラウドを業務で使う非エンジニア
- Azure資格に初めて挑戦する人
逆に言うと、
「設計ができるか」「構築できるか」は一切問われません。
👉 AZ-900の目的は
Azureの全体像を頭の中に描けるようになることです。
AZ-900は、大きく次の分野から出題されます。
① クラウドの基本概念
- クラウドとは何か
- オンプレミスとの違い
- 可用性・拡張性・スケーラビリティ
👉 「言葉の意味」を理解しているかが重要です。
② Azureの主要サービス概要
- 仮想マシン
- ストレージ
- ネットワーク
- データベース
👉
「このサービスで何ができるか」を
細かく覚える必要はありません。
③ セキュリティ・コンプライアンス
- 物理的なセキュリティ
- 権限管理の考え方
- クラウドにおける責任分担
👉
「Microsoftがどこまで責任を持つか」
という考え方がよく問われます。
④ 料金・サポートの考え方
- 従量課金の仕組み
- 無料枠・試用
- サポートプランの存在
👉
金額を暗記する必要はありません。
「使った分だけ支払う」理解でOKです。
AZ-900で特に重要なポイント
初心者がつまずきやすいのは、ここです。
IaaS / PaaS / SaaS の違い
AZ-900では、この3つの違いが頻繁に問われます。
重要なのは、
「何ができるか」ではなく「どこまで管理するか」。
- IaaS:自分で管理する範囲が広い
- PaaS:OSより上を意識しなくてよい
- SaaS:ほぼ使うだけ
👉 丸暗記よりも「管理範囲の違い」で理解しましょう。
AZ-900対策で大事なのは、勉強の順番です。
① まずは用語に慣れる
最初は意味が分からなくてOK。
「見たことがある状態」を作るだけでも効果があります。
② 公式教材で全体像をつかむ
細かい設定や操作は不要です。
「Azureにはこういうサービス群がある」と把握しましょう。
③ 模擬問題は「考え方」を見る
問題文を丸暗記するのではなく、
- なぜこの選択肢が正しいのか
- なぜ他が違うのか
を意識すると、理解が一気に深まります。
- AZ-900はAzureの基礎概念を理解する試験
- 暗記よりも「考え方」が重要
- IT初心者でも安心して挑戦できる
まずは、
「Azureってこういう世界なんだ」
という地図を頭に作ることが、AZ-900最大の目的です。
AZ-900はゴールではなく、スタート地点です。
- Azureの全体像を理解する
- 用語に慣れる
- クラウドの考え方を掴む
これができると、
次の資格(例:AZ-104)や実務学習が一気に楽になります。